桜の音byとよみ
時間が流れる
ゆっくり
ゆっくりと
「あめだのぉ」「のぉ」
「おれ、ストーブ消したがたしかめねできてしまったのぉ」
「大丈夫、消してきたよ」
「ありがどのぉ」
「いえいえ」
確かに生活を紡いでいる音がする
有難い事に
今年も、又
冬桜が咲く頃に
貴女の音が母の元に戻ってくる
亡くなった子の歳を数えて何年になるのだろう
桜が咲く度に
強く大きく
優しく音を紡いでくれる
桜の音byとよみ
時間が流れる
ゆっくり
ゆっくりと
「あめだのぉ」「のぉ」
「おれ、ストーブ消したがたしかめねできてしまったのぉ」
「大丈夫、消してきたよ」
「ありがどのぉ」
「いえいえ」
確かに生活を紡いでいる音がする
有難い事に
今年も、又
冬桜が咲く頃に
貴女の音が母の元に戻ってくる
亡くなった子の歳を数えて何年になるのだろう
桜が咲く度に
強く大きく
優しく音を紡いでくれる